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2021.11.04

プレスリリース

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“ゆいまーるのこころ”から誕生!島の伝統工芸品をたくさんのお客様へつなぐ。

 このたび、84室の全てのゲストルームの内装を一新し、島の伝統工芸品「久米島紬(くめじまつむぎ)」の文様を随所に散りばめた、〈本場久米島紬〉を身近に感じられる『久米島Tsumugi』ルームへリニューアルいたしました。

■背景

   2020年11月、第一弾久米島紬プロジェクトとしてコンセプトルーム「久米島Tsumugi」ルームが誕生。グラフィックデザイナーの視点で日本の伝統工芸の模様を研究し、応用に取り組む山端 家昌(やまはた いえまさ)氏と、島内において養蚕(ようさん)や久米島紬の織染め、さらには体験会や後継者育成などの伝承と発展に取り組む久米島紬事業協同組合、琉球王朝時代からの歴史を貴重な資料や写真展示等を通して紹介している那覇市歴史博物館の4者が集い実現しました。
そして、今回のリニューアルは、島の伝統工芸品「久米島紬」をより多くの方に広め、その風合いを実際に触れて感じていただきたいという想いから、第一弾より約1年をかけて全84室のゲストルームを「久米島Tsumugi」ルームへと変貌させ、サイプレスリゾート久米島にご宿泊の全てのお客様が久米島紬の魅力をご体感いただけるようにいたしました。お部屋タイプごとにデザインを変え、異なる文様を使用しており、バリエーション豊かな久米島紬の紬柄に触れることが出来る唯一無二の空間が完成いたしました。

■魅力あふれる、「久米島Tsumugi」ルーム4つの特徴

   現代の紬柄の主流となる落ち着きのある色合いやシックな柄をベースに、王朝時代の復刻柄から鮮やかな色味を加えることで、落ち着く空間でありながら沖縄ならではの華やかさも演出しております。
ベッドスローや照明、クッション、タペストリーなど随所にあしらった様々な文様の違いを楽しみ、照明スイッチや引手に用いた本物の久米島紬を手で触れて感じることができます。時代により変化してきた紬柄を組み合わせることで、その魅力や違いを楽しみながら、久米島ならではの贅沢な滞在をお届けいたします。

◎ポイント1 <モダンに伝統文様を表現した2層のアクリルパネル>
 
   ベッドボードの上には市松模様の柄と、動植物の小鳥の柄(トゥイグワー)など、久米島紬の代表的な文様を重ね合わせ、紬特融の織りの構造がわかるようデザインされたアクリルパネルを設置。躍動感がある伝統の文様を2層に重ね合わせることで、見る角度によって表情を変える、遊び心のあふれるアート作品が完成しました。

◎ポイント2 <糸巻きの形に絣柄が浮かび上がる天井ランプ>
 
   久米島紬織り作業工程のひとつである、絹糸の太さを均等に整え、絹糸の強度をより強くするために必要な“糸巻き”をモチーフにした天井ランプ。
全面に久米島紬の柄が淡く映し出され、素朴で温かみのある空間を演出しています。

◎ポイント3 <本物の久米島紬に触れる>
 
照明スイッチやクローゼットの引き手など手の触れる随所には、本物の久米島紬を使用しており、一つとして同じものがないことが魅力です。
繊細な織りの感触が味わえる生地の手触りや光沢感を、探すように見て触れてその空間をお愉しみください。

◎ポイント4 <全室リニューアル記念の限定オリジナル「久米島Tsumugi」グッズ>
 
   オリジナル「久米島Tsumugi」グッズをサイプレスリゾート久米島内のショップで限定販売いたします。
「久米島紬柄蒔絵シール」は身近なアイテムに紬柄を取り入れて、自分だけのオリジナル紬柄グッズを制作し楽しむことができます。
また、「久米島紬柄クッションカバー」は全2色、お部屋に実際に入っているクッションと同じ柄と色でご用意いたしました。
久米島旅行の思い出にぜひお持ち帰りください。

■〈重要無形文化財〉久米島紬の魅力に触れる贅沢滞在

   “紬発祥の地”久米島の豊かな自然と長い歴史の中で生まれた久米島紬は、約500年もの間、沖縄の人々の暮らしに寄り添ってきました。島の人々によって大切に受け継がれた伝統技法は、2004年に国の重要無形文化財として指定され、様々な新しい取り組みを通して技術の伝承とさらなる進化をし続けています。
 
   琉球王朝時代の王族が身に着ける織物の仕様書として用いた「御絵図(みえず)」の復刻柄と、現代的なシックな柄を随所にあしらい、その風合いや違いを感じながらお愉しみいただけます。
また、照明スイッチやクローゼットの引手などには、織子によって織られた本物の久米島紬を贅沢に使用しており、島の自然から生まれる染料で染めた風合い、紡いだ絹糸が織りなす繊細な絣柄(かすりがら)や手触りを体感いただけます。久米島紬のもつ、気品とやさしい温かみに包まれた贅沢なご滞在をお届けいたします。

■島の自然と織子(おりこ)の手仕事から生まれる久米島紬
 
   久米島紬は蚕繭からとった真綿で紡いだ生糸を原料とし、島に自生する植物や木々、泥染めなど島の豊かな自然から生まれる染料で染めた絹糸が用いられます。
製糸から図面、染色、織りのすべての手作業をひとりの織子が行う久米島紬には、島の自然の恵みからなる風合いと、伝統ある手作業の技術を守り続ける織子の緻密な技から、温かみと気品が生まれ古くから多くの人々に親しまれてきました。

久米島紬に触れる場を増やし、多くの方にその魅力を感じてもらいたいと願う4者の想いが込められた『久米島Tsumugi』ルームは、共同・共感を意とする“ゆい(結ぶ)まーる(回る)の心”から生まれたゲストルームです。
 
サイプレスリゾート久米島は、この取り組みを皮切りに、島の豊かな自然、島人、歴史や文化等の魅力を積極的に発信し続けることで、今後も久米島の活性化に取り組んで参ります。

サイプレスリゾート久米島 《全84室 オーシャンビュー》
 
■住 所:沖縄県島尻郡 久米島町大原803-1
■電 話:098-985-3700
■料 金:1泊朝食付 13,400円〜 (大人 2名1室ご利用時1 名様あたり)

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【ご予約】公式HP https://www.cypresshotels.jp/kumejima/ よりご予約ください。
※画像はイメージです。
※表示の価格はサービス料・消費税込みの価格となります。

〈ご紹介〉
・イエティワールド株式会社
事業内容:アイのあるデザインで、世界中を笑顔に。をコンセプトに、グラフィックデザインやブランディング、コラボレーション企画などを手掛ける。代表の出身地である青森の「こぎん刺し」を中心に伝統工芸の新たな可能性を生み出す。
所在地:東京都調布市多摩川5-14-7 島田ビル3F
URL:https://ietyworld.com/

山端 家昌(やまはた いえまさ)氏/グラフィックデザイナー

   伝統工芸をわかりやすく伝え、知って、手に取り、より身近に感じてもらうことで、伝統工芸品に触れる入口を増やしていく活動をしていきたいと思っています。今回の久米島紬ルーム制作に携わることに決めた理由もその思いからです。青森の「こぎん刺し」にも通ずる伝統工芸品の魅力のひとつは、手から手へと受け継がれる手仕事の魅力。人がいないと途絶えてしまうこの価値の高い久米島紬の伝統のすばらしさを、サイプレスリゾート久米島にお泊りのお客様に感じていただき、気持ちが弾むような体験をしていただきたいという思いを込めて作成しました。

・久米島紬事業協同組合
事業内容:久米島紬の里「ユイマール館」運営。多種多様な久米島紬を制作し直売、また館内では久米島紬の歴史や作業工程などを展示し、伝承者養成事業の中で技術の保存・伝承に取り組む。
所在地:沖縄県島尻郡久米島町字真謝1878-1
URL:https://www.kume-tumugi.com/

松元 徹(まつもと とおる)氏/久米島紬事業協同組合 理事長

   久米島紬の魅力のひとつは約500年にもおよぶ古い歴史があるということです。伝統を手で繋ぎ、今もなお、新しい絣のデザインを創作し伝承と進化を続けていることにあります。このようなホテル業とのコラボレーション企画はサイプレスリゾート久米島が初めての試みとなり、久米島として誇りを持ってお伝えできる島の財産を、訪島される全国の皆様に知っていただきたいという思いで携わりました。さらには久米島紬の里「ユイマール館」にしかない作品にも触れ、久米島紬がつくられる工程を実際に体験いただくことで、深く久米島紬の魅力を感じていただきたいと思っています。

・那覇市歴史博物館
事業内容:かつての琉球王国時代から継がれる独自の文化や歴史がある沖縄。国宝の琉球国王尚家関係資料をはじめ、貴重な美術工芸品や歴史資料を多数所蔵している。
所在地:沖縄県那覇市久茂地1丁目1番1号 パレットくもじ4階
URL:http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/

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